cocoapods-binaryはcocoapodsで管理しているライブラリをプレビルドしてくれる便利なプラグインです。主にCIサービス等でビルド時間を短縮するのに役立ちます。
ですが、cocoapods-binaryでプレビルドするとarm64シミュレータ向けのバイナリが作成されないため、M1搭載macでシミュレータ向けのビルドが通りません。
これを解決するには、 .framework
ではなく .xcframework
を作成する必要があります。
↑に .xcframework
を作成するforkがありますのでこれを使用します。
リポジトリ指定して cocoapods-binary を使いたいので、 Gemfile を作ります。↓こんなかんじ。
source "https://rubygems.org" gem 'cocoapods-binary', git: "https://github.com/muukii/cocoapods-binary.git", branch: "muukii/xcframework" gem 'cocoapods' , '1.10.0'
これで bundle install --path vendor/bundle
すると、上記の cocoapods-binary
がインストールされます。
Podfile には
use_xcframework!
を指定すると、cocoapods-binary
が .xcframework
を作成してくれるようになります。上記プルリクエストにサンプルが載っていますのでそれを参考にPodfileを編集します。
あとは bundle exec pod install
すると、ライブラリがプレビルドされて .xcframework
が作成されます。